池袋カウンセリングルームせせらぎ

せせらぎブログ

映画『君たちはどう生きるか』を観てきました。

インスタグラムの投稿に少し文章を追加したものを載せています。
宮崎駿さんの『君たちはどう生きるか』を観て来ました。宣伝一切なしで公開された映画ですので、感想は言葉ではなく、パンフレットと映画のイメージを少しだけ箱庭のアイテムでお伝えしてみました。映画の中では様々なイメージが、ストーリーの展開を助けているように見えました。その中でも脇役のようですが、とても印象深かったアイテム二つを、パンフレットと一緒に撮りました。

カウンセリングルームの名前の由来(再掲)

カウンセリングルームの名前の由来

 以前のブログに掲載したものですが、このカウンセリングルームの名前の由来について再掲させていただきます。2023年8月12日

(これより、以前と同様の内容になります) どうしてこのカウンセリングルームの名前にしたのですか?とこのカウンセリングルームを開いた頃に聞かれることが時々ありました。このカウンセリングルームを始めたのは、もともといたカウンセリングルームが閉所になったため、場所的にも料金的にも今までのところと近いカウンセリングルームを紹介できないかと探していたのですが、当時はなかなか難しかったため、カウンセリングルームを立ち上げたというところが始まりでした。名前をどうするかについては色々考えました。以前、病院に勤務していた時に、カウンセリングルームを立ち上げるところに関わったことがありました。そこでは名前をつける前にカウンセリンルームではどういう名前をつけているか調査するところから始めました。その時に、開く場所の地名を入れることの他に、「カウンセリングルーム」「相談室」「心理臨床」「オフィス」「センター」を入れる所が多かったことを思い出しました。それにもう少しここのカウンセリングルームの特色を加えたものを考えたかったため、「せせらぎ」という言葉を入れました。

 元々は、水に関わる名前をつけたいと思ったところが始まりでした(どうして水なのかはここでは長くなりますので省略させていただきます)。「海」「川」「湖」と考えましたが、そうしているうちに「せせらぎ」を思いつきました。「せせらぎ」と聞いて思い浮かべるのは、水の流れや清らかさ、せせらぎの音、冷たい水など五感を刺激されるイメージでした。そしてせせらぎは山の奥深いところにあることが多いというのも、カウンセリングルームのイメージに合うのではないかと思い、「せせらぎ」とつけました。

 カウンセリングルームを開く時にある方にリーフレットをつくっていただいたのですが、この方がとてもステキなデザインでつくってくださいました。カウンセリングルームのロゴも同じ方につくっていただきました。私が上記のように考えていることをこの方はよく聞いてくださって、リーフレットとロゴをつくってくださいました。このロゴはよく見ていただくとホームページにも使われています。よろしければリーフレットも今度カウンセリングにいらした時にご覧ください。

 2020年5月21日

『ゲド戦記(影との戦い)』ル=グウィン作、清水真砂子訳、岩波少年文庫

インスタグラムにも載せましたが、もう少しこちらでは長いものを掲載しています。

『ゲド戦記(影との戦い)』は、ル=グウィン作、清水真砂子さんの訳で、岩波少年文庫から出版されています。聞いたことがある方も多いと思います。私はこの本と出会ったのは、大人になってからでした。子どもの時に出会っていたら、どんな読み方をしたのだろうと思いました。以前読んだ時とまた違うところに目が向くので、この本は何度か読み直 返している本でもあります。
 主人公のダニーは、母親を幼い時に亡くしています。そして、歳の離れた兄たちの中で育ち、職人の父親から仕事を教わりますが、あまり向いていないようで、深い森の中をよく歩いていたと言います。母親からも父親からもこの世界に降り立つ導きを得なかったダニーは、この後どのようにして魔法使いになっていくのか、気になるところです。
  彼はしばしば猛禽類といるので、ハイタカとあだ名で呼ばれていました。そして自分の真の名が知らされるまで、この名を借りとし、その後もずっと、この名を呼び名として使い続けることにしたそうです。猛禽類といることが多かったことも、何か彼の性質を表すのかもしれません。その後、ダニーは大魔法使い、沈黙のオジオンから、真の名まえを授かり、村人に気づかれないように旅に出ます。自分の物語を紡ぐことは、孤独がまつわるものなのだなぁと思ったりもします。
 “影との戦い”というサブタイトルから、彼にとっての影なるものとの戦いを通して、影との関わり方を見出すのではないかと思うと、どうなるのか知りたいとも思います。

 暑い夏に、涼しい部屋で長編小説に挑む・・・そして深い眠りに陥る、そしてまた小説の世界にのめり込むのを繰り返すというのは、なんとも贅沢です。

 2023年8月11日

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